いよいよ3日目、ベスト4決定戦です。相手はさいたま市立土合中です。実力は向こうが一枚上、いかに相手を慌てさせるかが課題でした。ダブルマンツーやマーツーマン、速攻戻りの素早いバックチェックなど出来る策をこうじて前半は戦いました。またゴールキーパーの好セーブもあり、7対8の一点ビハインドで折り返しました。
後半最初ののセットプレー、得意の手渡しプレーが決まり同点。ここからと思われましたが、相手の速攻やミドルシュートが決まり出す。三点差となった所で、相手が退場者を出す。確実に点差を縮めたい所でしたが、シュートミスなどで相手に走られ点差を詰められず。その後さらに点差を広げられ五点差となった所で、7人攻撃を仕掛ける。交代がうまくいかずに不正退場となり、ひとり少ない状況。何とか乗りきり、残り五分。ここから一番練習してきた速攻が決まり出す。最後に自分達がやってきたプレーを出すことが出来ました。最終スコアは、14対20。選手は最後まで諦めずに全力でプレーしました。負けはしましたがやるべきことは全て出せたと思います。頑張った選手の成長を感じました。
今年の代は一つ上の先輩が一人しかおらず、あまり先輩を知らないまま過ごしてきました。1年生から試合で出て、経験は積んできましたが、昨年先輩が引退し新チームになった時に、先輩の重みや、後輩の世話をする大変さを初めて知りました。最初は、普段の生活に課題のある生徒が多かったのですが、少しずつハンドボール部の目標である「人間力」を身につけることが出来てきました。3年になり、1年生が入ってた時には、アドバイスを自分達からしたり、声をかけたり、課題だったコミュニケーションが出来るようになっていました。
そして最後の大会、試合の度に成長し着実に勝ち進み、目標だったベスト4の挑戦権を得ました。惜しくも目標達成とはなりませんでしたが、最後の試合は良い事も悪い事もすべてでて、いかにも「川口東」らしいハンドボールでした。
顧問の願いはいつも言っていましたが、これで終わりではなく、高校に進学しても一人でも多くの生徒がハンドボールを続けてほしいと思います。この悔しい気持ちはやはりハンドボールでしか返せないと思います。まずは自分の進路をしっかり見据えて、それに向かって努力をして下さい。そして引退しても、「かっこ良い先輩」として、後輩のお手本となる行動をして下さい。
3年生!苦しかったけれど、楽しい時間は一旦終わりです。本当にお疲れさまでした。
3年生の保護者の皆様へ
いつもハンドボール部の活動をご支援頂きありがとうございます。保護者の支援がなければ彼らの活躍はなかったと思います。車だし、応援、差し入れ、生徒の面倒など様々な場面でご協力頂きました。保護者の皆様が満足いく結果ではなかったかもしれませんが、生徒は一生懸命頑張りました。ぜひ褒めてやってください。今まで本当にありがとうございました。